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この本は名著といわれる一方、受け付けない方もいらっしゃるようですね。 簡素とか、中立でないとか。 しかし、これらはこの本の真価を看過しており、大変もったいないことをしています。 一見、簡素であることは疑いありません。 そのためか、俗に言われる“行間”を他書で補うものと勘違いされる人もいます。 実はそうではありません。 本書でまず芦部先生は歴史が重要だと述べています。 古くは市民革命にはじまり、そこから現代に至るまでの歴史的経緯を把握することは極めて重要です。 ここに思いを致すことができてはじめて憲法が何たるか、何故に最高法規性なのかを知ることができるのです。 …もっとも、予備校先行の今日ではそこまで至らないでしょうけど。 また、芦部先生の評価は極めて参考になります。 というのは、芦部先生は単なる感情論や感覚的な基準で評価してはいないからです。 芦部先生の評価は、その判例が何を表しているのか、何を指して
基本書を読み進めると、厳格な合理性の基準、LRAの基準、合理的関連性の基準、明白性の基準、目的効果基準、明白かつ現在の危険の基準など、様々な違憲審査基準が次々と現れ、それらの基準を体系的に理解することが困難なことが少なくありませんが、本書はこれらの基準を学説、実務のそれぞれの視点から体系的に図式化し、そのような理解を促進することに成功しています。と同時に、これら二つの図式を視覚的に比較することで、学説の視点から見た実務における違憲審査基準の使われ方の問題点を、記憶に残りやすい形で容易に理解することもできます☆著者の結論をまとめると、「LRAの基準が適用されるべき表現内容中立規制に対して、現在実務では合理的関連性の基準が適用されており、結果として、本来経済的自由権の積極目的規制よりも厳格に審査されるべき表現内容中立規制が、同自由権と同等程度の保護しか受けられていない現状は問題である」ということにな
読み出したら、もう止まらない。1時間で一気に読んでしまった。何度も何度も読んだ。 私も筆者と同じ年齢、そして接客業。 試行錯誤しながらサービスを築きあげていく中で、「こんなことをお客様から言われたら精神的に大ダメージ」というようなエピソードも多数述べられている。 自分は仕事で、こんなにも苦労したことがあっただろうか? 自分は仕事に対して、こんなにも真剣になったことがあっただろうか? 自分はこの本で学んだことを、今の職場にどのように生かせるだろうか? ただただ敬服し、また自問自答させられる。 この本は買って絶対に損はしない。本を読み終えた瞬間、「この方々に会いに行きたい!いや、この会社に就職したい!」と思った人は、私だけではないはず。 明日からの自分の仕事への意識が変わりそうだ。
百選を何度か読んだ後に、この本を読みました。すると、百選ではよくわからなかった箇所や、頭に残らなかった知識が整理でき、判例の理解が深まりました。 この本の良いところは、1、事案の論点・結論が先に書いてある。2、論点ごとに判例の流れを矢印をつかって整理してある。3、「学習ポイント」の項目で、その判例の重要ポイントを解説している。4、判例要旨の後の「伊藤真のワンポイント・レッスン」でその判例についてのプラスαの知識が紹介されている。5、余白に、判例理解のために必要な関連法規の条文引用や説明がされている。というところです。 比較のために、百選のウィークポイントを挙げると、1、論点・結論ががわかりにくい。2、法律構成がわかりにくく、場合によっては重要部分が省略されている。3、学習ポイントがわからない。4、「解説」に独りよがりなものがある。5、判例理解に必要な関連知識・条文が紹介されていない。と